DATA
昭和26年(1951)に吉田初三郎が製作した、西宮市の鳥瞰図。鳥の目に写る景色のように、高い視点から地上を見下ろしたように描いた図が鳥瞰図である。製作者の吉田初三郎は、大正の終わりから昭和の初めにかけて、鉄道網の発達に伴って起こった全国的な観光ブームにのり、観光案内鳥瞰図を多数製作した画家として知られる。その作品は1,600点以上あるとされ、中央部を詳細に描写しながら、左右の端をU字型に折り曲げて、実際には見えるはずのない遠景を描く「初三郎式鳥瞰図」を確立した。本資料は、西宮市が観光パンフレット作成のために、吉田初三郎に依頼して製作された肉筆原画である。昭和26年の塩瀬・山口・鳴尾の合併によって、都市化が進んだ西宮の市街地の様子が分かる。長方形の題箋には、地名や特徴的な建物名などが記されている。
資料番号 | 282040200000032 |
---|---|
作成者 | 吉田初三郎 |
制作年月日 | 昭和26年 |
資料群名 | 西宮市所蔵文書 |
文化財指定 | |
資料の形状 | 絹本著色、縦136cm×横583cm |
所蔵機関 | 郷土資料館 |
更新日 | 2017年07月06日 |
https://archives.nishi.or.jp/index.php